スーツがテカった時の対処法と予防法を紹介
スーツのテカリといえば、毎日営業でスーツを着ているサラリーマンにとっては大きな悩みの種といえるでしょうね。
ちなみに個人的には、学生の頃のズボンのテカリのほうが印象深いですね。とりわけ学生の頃は、そう何度もズボンを買い替えてもらえませんからね。
そのため、クラスの他の連中もみんなズボンがテカってましたね。ここでは、そんなスーツがテカった時の対処方法やその予防方法についてご紹介いたします。
目次
スーツのテカリの原因は摩擦と圧力
繊維の表面が圧力でつぶされる
スーツのテカリというのは、座布団を敷かないで椅子に腰かけているとついつい発生してしまいます。
あるいは、バイクで営業に回る銀行マンも同様です。ところでこうしたテカリの原因ですが、繊維の表面部分が圧力に押されてつぶされてしまうからだといいます。
さらには、圧力を受けながら少しでも動こうものならば、そこには摩擦という物理現象も加わります。そうした摩擦によって、さらに表面が磨かれたようにテカリが顕著になります。
おまけにテカってみっともないというだけでなく、確実にスーツの劣化も進行してしまうといいます。そのため、その都度テカリを軽減するような対処が必要になのです。
繊維にも髪の毛と同様のキューティクルがある
スーツのテカリは、繊維の表面のキューリクルが押しつぶされた状態であるといいます。
このキューティクルとは、通常の場合には髪の毛の表面を覆っている部分をいいます。その代りこうした髪の毛のキューティクルに相当するものが、繊維の表面にもあるのだといいます。
そうした繊維の表面部分のキューティクルが圧力によって押しつぶされると、いわゆるテカリという現象が発生してしまうのだといわれています。
確かに、硬い椅子の上にいつも座っているとお尻の部分だけテカテカの状態になってしまいます。あるいは、手の肱の部分もデスクに座っていると次第にテカリが進行してしまいます。
テカリを消す方法はスチームアイロンやアンモニア
スチームアイロンで修正する
繊維の表面にあるキューティクルは、湿気を帯びると吸い取って開こうとするようになります。これは、キューティクルを開くことによって湿気を追い出そうとするからです。
こうしたキューティクルが開くということは、つぶれていた繊維が元に戻るということを意味します。
そのためテカリが酷いお尻や肱の部分には、スチームアイロンをあてると修正されやすくなります。
アンモニアでテカリを解消する
スチームアイロンよりもさらに効果的な方法がアンモニアを使う方法です。
とりわけアンモニアは、繊維を膨張させるという働きがあります。そのため、テカったスーツのキューティクルを開かせてくれるのです。
もちろん例え最善の方法とはいっても、テカリが酷い場合にはあまり効果は期待できません。あくまでもテカリを分かりにくくするという程度に過ぎません。
テカリを予防するお手入れ方法
常日頃からブラッシングを心掛ける
テカリやすい部分には、常日頃からブラッシングを心掛けるとテカリが進行しにくくなります。
このブラッシングですが、繊維がつぶれないようにする働きがあります。また、ブラッシングをする際にブラシを使わずに、今流行りのメラミンスポンジを使うという方法もあります。
このメラミンスポンジの場合には、摩擦力が大きいのでつぶれそうになっている繊維を起こしてくれるのです。あるいはキューティクルを開いてくれるのです。ただし摩擦力が強すぎるので、あまり強くこすると生地を傷めてしまう恐れがあります。
同じスーツばかりを着ない
同じスーツばかり着ていると、繊維がつぶれたままの状態になってしまいます。そのため、2〜3日おきにスーツを着回すようにすると、スーツの繊維が休むというか起き上がりやすくなります。
またスーツをハンガーにかける際にも、スーツ同士がこすれ合わないようにすることも大切です。ただし、スーツ同士がこすれるとはいっても肩の部分がこすれる程度かもしれませんね。
それからスーツを休ませる前には、必ずブラッシングをすることも大切です。おまけにブラッシングの際には、水で薄めたお酢をスプレーしておくとテカリが抑制されるともいわれています。
まとめ
サラリーマンにとっては厄介なスーツのテカリについてご紹介いたしました。近頃では、男性だけでなく女性のスーツ姿もよく見かけます。
おまけにテカリは、イメージダウンにもつながるので気を付けたいものですね。
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